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CFIEC国際情勢ウェビナー 「中国の世界観とグローバルサウス――多層化する世界秩序と日本の外交戦略」

日 時:2026年7月13日(月)12:00~14:00(配信時間)
主 催:一般財団法人 国際経済連携推進センター
講 師:川島 真   東京大学大学院 総合文化研究科 教授 <モデレーター兼パネリスト>
    増原 綾子  亜細亜大学 国際関係学部 教授
    岸川 毅   上智大学 総合グローバル学部 教授
    伊藤 融   防衛大学校 国際関係学科 教授
   (敬称略、ご登壇順)
形 式:オンラインセミナー(YouTube Live)
定 員:500名(参加費:無料)

お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/5070143
※お申込者限定で、YouTube概要欄にてプレゼン資料のダウンロードが可能です。(配布可能な資料がない場合もございます。)

<内容>
米国主導の国際秩序が揺らぎ、G7をはじめとする西側諸国の結束に綻びが見えるなか、いわゆるグローバルサウス(新興・途上国)の主要国の動向が注目され、特にBRICSなどへの関心が高まり、BRICSをG7の対抗勢力とし見做して警戒する見方もあるようです。そして、中国がBRICSを対米競争の主軸に位置づけ、独自の世界秩序の構築を進めているとも指摘され、世界の秩序が先進国とそうしたグローバル諸国との間で引き裂かれているとの描かれ方もされるようです。

果たしてグローバルサウスの主要国、例えばBRICS諸国は世界をどう見て、どのような国際戦略を有しているのでしょうか。実際、こうした国々は独自の世界観をもち、自らの国益を追求しています。地理的環境、保有する資源、大国との戦略的関係――それぞれが自らの強みをテコに、大国に依存しない、自ら「選択する力」を持とうとしています。そうした「自らのことを自ら決める」国々が一定の役割を果たす世界はどのようになっていくのでしょうか。

複合的危機が連鎖し世界秩序の空白が生じている現在、日本を含む多くの国がその世界観と外交手腕を問われています。本ウェビナーでは、グローバルサウス主要国の動向から、日本はいかに国益を追求していくべきなのか、どのような地域秩序、世界秩序を構想し、具体的な戦略、行動に繋げていくべきなのかを考えます。

パネリストには、中国・台湾の政治外交に精通し歴史への造詣も深い東京大学大学院教授の川島真氏(兼モデレーター)、インドネシアを中心に東南アジアの政治外交に詳しい亜細亜大学教授の増原綾子氏、ラテンアメリカ地域研究に従事し、中国のラテンアメリカ進出に豊富な知見を有する上智大学教授の岸川毅氏、インドの外交・安全保障に精通し多角的な視点から研究を重ねる防衛大学校教授の伊藤融氏をお招きします。

<プログラム>
1. 12:00 – 12:05 ( 5分)  プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 12:05 – 12:10 ( 5分)  趣旨説明 (川島真氏)
3. 12:10 – 12:25 (15分)  プレゼンテーション (川島真氏)
4. 12:25 – 12:40 (15分)  プレゼンテーション (増原綾子氏)
5. 12:40 – 12:55 (15分)  プレゼンテーション (岸川毅氏)
6. 12:55 – 13:10 (15分)  プレゼンテーション (伊藤融氏)
7. 13:10 – 14:00 (50分)  ディスカッション・事前質問に基づくQ&A
8. 14:00          閉会

<パネリスト略歴>
川島 真(かわしま しん)氏(兼モデレーター)
東京大学大学院 総合文化研究科 教授
博士(文学、東京大学)。北海道大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2015年4月より現職。中曽根世界平和研究所上席研究員、日本国際フォーラム上席研究員、日本学術会議連携会員などを兼任。専門は中国・台湾の政治外交史、国際関係史。
著書:『よくわかる 現代中国政治』(編著、ミネルヴァ書房、2020年)、『UP plusアフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』(編著、東京大学出版会、2020年)、『中国のフロンティア』(岩波書店、2017年)、『21世紀の「中華」』(中央公論新社、2016年)他、多数。

増原 綾子(ますはら あやこ)氏
亜細亜大学 国際関係学部 教授
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。亜細亜大学国際関係学部講師・准教授を経て、2019年4月より現職。専門はインドネシア政治、東南アジア政治、比較政治学、国際関係論。
著書:『スハルト体制のインドネシア 個人支配の変容と一九九八年政変』(東京大学出版会、2010年)、「インドネシアにおける社会的分断と国家の脆弱性」(共著)遠藤貢・末近浩太編『紛争が変える国家』(グローバル関係学4、岩波書店、2020年)、『はじめての東南アジア政治』(共著、有斐閣ストゥディア、2018年)など。
論文:「インドネシア 多元化する外交と構造的課題」『外交』Vol. 36 (Mar./Apr.2026)、「インドネシアにおける民主主義の後退」岩崎正洋・松尾秀哉編『世界政治Ⅰ 民主化と権威主義化』ちくま新書、2026年、「ジョコウィ政権の再分配政策と2024年選挙」東方孝之・川村晃一編『岐路に立つインドネシア ジョコウィ政権の評価とプラボウォ新政権の課題』アジア経済研究所、2025年など。

岸川 毅(きしかわ たけし)氏
上智大学 総合グローバル学部 教授
上智大学大学院国際関係論専攻博士後期課程満期退学。上智大学イベロアメリカ研究所助手、メキシコ大学院大学客員研究員、上智大学外国語学部専任講師、同助教授・教授、中央研究院(台湾)社会学研究所客員研究員などを経て現職。専門は比較政治学、ラテンアメリカ地域研究。現在の主な研究関心は、中国のラテンアメリカ進出。関連する業績として、「ラテンアメリカに迎え入れられる中国―平和的台頭からワクチン外交まで―」『ラテンアメリカ研究年報』(42)、2022年、「中国の対ラテンアメリカ政策―グローバルサウス外交の理念と実践―」『東亜』(675)、2023年、「トランプ政権の中米カリブ政策―変容する安全保障認識」『海外事情』73(4)、2025年、「米中のはざま:ラテンアメリカ諸国の「発展戦略」『外交』(94)、2025年など。

伊藤 融(いとう とおる)氏
防衛大学校 国際関係学科 教授
中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程後期単位取得退学、広島大学にて博士(学術)取得。在インド日本国大使館専門調査員、島根大学法文学部准教授等を経て2009年より防衛大学校に勤務。2021年4月より現職。専門は国際政治学。とくに現代のインド外交・安全保障問題、南アジアの国際関係について詳しく、メディアの取材に数多く応じている。笹川平和財団国際情報ネットワーク分析IINA (https://www.spf.org/iina/author/toru_ito.html)に定期的に論考を寄稿。
主要単著書として、『新興大国インドの行動原理―独自リアリズム外交のゆくえ』(慶應義塾大学出版会 2020年)、『インドの正体―「未来の大国」の虚と実』(中公新書ラクレ 2023年)。このほかに、『現代日印関係入門』(東京大学出版会 2017年)、『 現代インド3 深化するデモクラシー』(東京大学出版会 2015年)、『現代インドの国際関係-メジャー・パワーへの模索』(アジア経済研究所 2012年)『軍事大国化するインド』(亜紀書房 2010年)、India-Japan Relations in Emerging Asia, Manohar, 2013, Eurasia’s Regional Powers Compared – China, India, Russia, Routledge, 2015をはじめ日本語、英語での多数の共著書、学術雑誌掲載論文がある。

【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 川西、松井