新たな通商ルール戦略研究会

新たな通商ルール戦略研究会

 近時、安全保障や環境、人権、人や動植物の生命・健康の維持など、様々な政策目的に基づき、自由貿易とっては例外となる貿易制限措置の導入事案が顕在化しています。また、GATT第20条、第21条を根拠とした例外措置や安全保障例外に基づく裁量権の拡大、更には確率された国際規範のないまま、SDGs等の追求を目的した一方的な貿易制限措置の導入も懸念されています。
 従来の通商政策の外縁が大きく広がり、「自由な貿易」以外の価値を如何にルールに反映させていくのか、どのような形でそのバランスを取っていくのかが課題となっています。
 研究会では、こうした非経済的関心事項における紛争事例を前提としたケーススタディ等を通じ、WTOルールとの整合性や問題の背景などを探り、今後の規範化、あるべきルール構築に向けての検討を行います。

【進捗状況】

〇安全保障例外
 GATT21条安全保障例外等に絡む事例検討を実施

〇デジタルデータ保護
 データ流通と保護及び米欧中と国際動向について検討を実施

〇環境
 国境調整措置とWTO整合性について検討を実施