インド経済の実像と日印関係

インド経済の実像と日印関係

 インドは今や世界一の人口大国であり、政治や安全保障の面でも重要な地位を占めています。日本は、これまでインド経済の発展に大きく寄与し、国家間の枠組みにおいても緊密な関係を築き上げてきました。日印関係は経済安全保障の観点からも注目度が高まっていますが、関係を一層強固なものにするためには、その基盤として経済面における長期的なビジネスパートナーシップを構築することが重要であるとの考えにより、当センターでは経済に焦点を当てる研究会を2024年4月に立ち上げました。
 本研究会では、日印経済関係の実相について精査し、インド・日本とそれぞれ他国との経済関係の内実を比較しながら現状分析を行います。その上で、今後の日印関係における潜在的な可能性や将来性を探り、両国経済関係のさらなる深化を図るために何が必要か、取り組むべき課題や方策を掘り下げていきます。
 日印の安全保障面における協力は着実に進む見通しの一方で、それに見合う経済関係強化は進むのか、政治、外交・安全保障の側面を含め、多面的に考察します。

・インド研究会の情報発信


 インド研究会での議論に基づくテーマに則し、各分野の専門家の論考掲載を都度行うとともに、最終的に報告書等の形で、広く情報発信を行います。

インド研究会/識者の発表に基づく概要とりまとめ(1)
 ナレンドラ・モディ政権下のインド経済


研究会開催⽇︓2024年4月3日
発表者︓神戸大学経済経営研究所 教授 佐藤 隆広
作成者︓インド研究会事務局