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第5回CLMV有望指導者招聘事業を実施して | 四国経済産業局産業部国際課 国際係長 實好 敦士【配信日:2012/01/31 No.0203-0826】

配信日:2012年1月31日

第5回CLMV有望指導者招聘事業を実施して

四国経済産業局産業部国際課
国際係長
實好 敦士

 去る12月6日から8日にかけて、CLMV諸国の中堅指導者の方々に四国地域を訪問していただきました。諸外国の方々のイメージする経済大国「日本」とは異なった、自然環境と産業が調和する「日本」を感じていただいたのではないかと思います。
 当局訪問時のディスカッションの際には、「日本は検討が多く、決断が遅い。」との御指摘をいただきました。著しいペースで経済発展しており、次代の経済成長センターと期待されるインドシナ諸国の成長を日本の経済発展のために活かしていくには、日本も速やかに決断し、実行していくことが必要であるとあらためて肌で感じました。
香川大学

香川大学

 今次訪問団のメンバーの皆様も、母国の経済発展のために役立てようと細部にわたり熱心にヒアリングをされていたのが印象に残っています。また、香川大学様に開催していただいた、留学生等との交流会の時には、母国政府等の方々と留学生とが積極的にコミュニケーションをはかっていました。留学生にとっても貴重な経験になったのではないかと思います。
 さて、今回訪問先に選んでいただいた四国地域について、受け入れていただいた企業及び大学を紹介しながら、その特徴について御紹介させていただきます。
 勇心酒造株式会社様では、米エキスの開発・利用するライスパワープロジェクトに取り組み、老舗酒造から化粧品等を製造するバイオテクノロジー会社に転換を遂げています。
 株式会社大和製作所様では、麺や製麺機をつくるだけでなく、
株式会社大和製作所

株式会社大和製作所

うどん学校等のソフト事業も充実させて取組をしています。
 株式会社レガン様では、数多くのプロ野球選手や著名ゴルフ選手が愛用する手袋をはじめとして商品を製造しています。
 香川大学様では、企業とコンソーシアムを形成し、日本の食の安全の観点から、人材を育成しております。
 鎌田醤油株式会社様では、香川の伝統的な食文化であるうどんを支えるつゆや醤油を製造しています。
 その他にも、四国地域には、医療用輸液、血糖値センサー、既設用インフルワクチン、歯科用貴金属材料、機能性食品素材、衛生用品、タオル、手袋、造船、LED、液晶偏光フィルム、コンデンサ用セパレータ、太陽電池保護材料、リチウムイオン電池、逆浸透膜、水族館用アクリルパネル、無振動・無騒音建設施工等を製造する企業があります。
株式会社レガン

株式会社レガン

また、日本全体の約10%を誇る野菜、果実、海面漁業、全国1位の林野率(75%)の森林資源も有しています。
 数字上では、人口・GDPともに3%程度にすぎませんが、四国地域では、日本・世界の経済を支える商品・サービスがつくられています。
 一方で、四国地域は日本全国に先行して、人口減少と高齢化の課題に直面しています。具体的に申し上げると、人口は日本全国と比べて20年早くピークを迎え、現在は減少しているところにあります。また、65歳以上が人口に占める割合は、10年早いペースで増加しています。
 これらの課題は、将来世界各地で顕在化する課題でもあります。これらの課題をチャンスと捉え、課題解決先進地域となるべく取り組んでいきたいと考えています。
四国経済産業局

四国経済産業局

 また、海外展開について申し上げると、四国経済産業局では、日本貿易振興機構(ジェトロ)及び中小企業基盤整備機構四国支部等の関係機関とともに、四国地域中小企業海外展開支援会議を設置しています。日本の経済発展のためには、今回訪問していただいたCLMV諸国をはじめ、成長著しいアジアへの海外販路開拓に取り組む必要があります。引き続き、ジェトロ及び中小機構四国支部等の関係機関とも連携しながら、企業の皆様の海外展開をお手伝いしてまいります。
 最後になりましたが、今回CLMV諸国と四国地域との交流のきっかけをいただきました一般財団法人貿易研修センター様に改めまして感謝を申し上げます。
 また、年末のお忙しい中、本事業に御協力いただきました勇心酒造株式会社様、株式会社大和製作所様、株式会社レガン様、香川大学様、鎌田醤油株式会社様に厚く御礼を申し上げます。


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