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CFIEC国際情勢ウェビナー 「トランプの一年が変えた世界――交錯する米中ロの思惑と日本のビジョン」

日 時:2025年12月24日(水) 15:00~17:00(配信時間)
主 催:一般財団法人 国際経済連携推進センター
講 師:久保 文明  防衛大学校 学校長 <パネリスト兼モデレーター>
    高原 明生  東京女子大学 特別客員教授
    東野 篤子  筑波大学 教授
    吉田 圭秀  自衛隊 前統合幕僚長
   (敬称略、ご登壇順)
形 式:オンラインセミナー(YouTube Live)
定 員:500名(参加費:無料)

お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/4742316
※お申込者限定で、YouTube概要欄にてプレゼン資料のダウンロードが可能です。(配布可能な資料がない場合もございます。)

<内容>
2025年も終盤を迎えました。米国第一主義を掲げ、“ディール”で対外交渉を押し進めるトランプ大統領が就任してから約1年。予測不能な政策転換の連続に世界が翻弄されるなか、各国は自国の利益を最大化するための戦略を模索してきました。この一年は、まさに「トランプの年」といっても過言ではないでしょう。

他方で米国に向き合う国々に目を向けると、トランプ氏の動向を冷徹に見定め、したたかに交渉する姿が浮かびます。中国は追加関税に対しレアアース輸出規制など報復措置を講じ、米中貿易摩擦はこの秋ひとまず沈静化。ロシアは米国が主導するウクライナ和平交渉で領土割譲など自国に有利な条件を巧みに織り込み、日本は緊迫化する経済・安全保障環境下で、対米投資や防衛力の強化を進め日米関係の緊密化を計っています。そして、トランプ氏自身も国内では、来年の中間選挙に向けて支持基盤強化のために“結果”が求められています。

本ウェビナーでは、この一年を通じて各国がトランプ政権と対峙するなかで何を学び、どのように戦略を組み立ててきたのか、主に外交・安全保障の観点から読み解きます。米中ロという大国同士の交錯する思惑は混迷する国際秩序にどう波及するのか、そして日本は2026年に向けて何を見極め、どのようなビジョンを描くべきなのか――米国の内政状況と合わせて掘り下げていきます。

パネリストには、現代アメリカ政治研究の第一人者で防衛大学校長の久保文明氏(兼モデレーター)、現代中国政治研究で卓越した実績を有する東京女子大学特別客員教授の高原明生氏、ウクライナを始めとする欧州の外交・安全保障に精通する筑波大学教授の東野篤子氏、そして今年8月まで自衛隊の統合幕僚長を務め日本の安全保障・防衛政策を熟知する吉田圭秀氏をお迎えし、討論いただきます。

<プログラム>
1. 15:00 – 15:05 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 15:05 – 15:10 (5分) 趣旨説明 (久保文明氏)
3. 15:10 – 15:25 (15分) プレゼンテーション (高原明生氏)
4. 15:25 – 15:40 (15分) プレゼンテーション (東野篤子氏)
5. 15:40 – 15:55 (15分) プレゼンテーション (吉田圭秀氏)
6. 15:55 – 16:10 (15分) プレゼンテーション (久保文明氏)
7. 16:10 – 17:00 (50分) ディスカッション・事前質問に基づくQ&A
8. 17:00         閉会

<パネリスト略歴>
久保 文明(くぼ ふみあき)氏(兼モデレーター)
防衛大学校 学校長 / 東京大学 名誉教授
1979年 3月東京大学法学部卒業。1989年12月法学博士(東京大学)。
コーネル大学・ジョンズホプキンズ大学・ジョージタウン大学・メリーランド大学客員研究員、 2003年東京大学大学院法学政治学研究科教授、2009年パリ政治学院招聘教授、 2014年ウッドローウィルソン国際学術研究センター研究員、2021年4月より現職。
専門は現代アメリカ政治。主な著書に『ローズヴェルト』(山川出版社、2024年)、『アメリカ政治史講義』(共著)(東大出版会、2022年)、『アメリカ政治の地殻変動 – 分極化の行方』(編著)(東大出版会、2021年)、『アメリカ大統領選』(共著)(岩波新書、2020年)、『アメリカ政治史』(有斐閣、2018年)、『アメリカ大統領の権限とその限界-トランプ大統領はどこまでできるか』(編著)(日本評論社、2018年)など。

高原 明生(たかはら あきお)氏
東京女子大学 特別客員教授、東京大学 名誉教授
1981年東京大学法学部卒業、1983年英国開発問題研究所修士課程修了、1988年同 博士課程修了(サセックス大DPhil)、1988年笹川平和財団研究員、1989年在香港日本国総領事館専門調査員等を経て、 2005年東京大学大学院法学政治学研究科教授、2018年-2020年に東京大学公共政策大学院院長。2020年10月 から2023年3月までJICA緒方研究所所長を兼務。2024年より現職。最近の著作に『日中関係2001-2012』(共編)(東大出版会、2023)など。専門は、現代中国の政治、東アジアの国際関係。

東野 篤子(ひがしの あつこ)氏
筑波大学 教授
筑波大学人文社会系教授、ウクライナ研究会副会長。専門は国際関係論、欧州国際政治。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、英バーミンガム大学大学院で博士号(政治学)取得。広島市立大学准教授、筑波大学准教授などを経て22年4月から現職。共著に細谷雄一編『ウクライナ戦争とヨーロッパ』登校大学出版会、2023年等。

吉田 圭秀(よしだ よしひで)氏
自衛隊 前統合幕僚長
1962年東京都新宿区生まれ。1986年東京大学工学部卒業後、陸上自衛隊に入隊。
内閣官房国家安全保障局内閣審議官、第8師団長、北部方面総監、陸上総隊司令官、陸上幕僚長を歴任の後、2023年3月統合幕僚長に着任、2年4ヶ月間の勤務を終え2025年8月退官。

【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 川西、松井