「国家安全と中国」

-その背景と対応のあり方を探る-

＜はじめに＞「本報告書について」

＜第Ⅰ部＞「国家安全」を優先する中国（これまでの成長モデルの限界）

＜第1章＞「国家安全」に向かう中国　
　　　　大橋英夫（専修大学経済学部 教授）
＜第2章＞中国の不動産問題と「合理的バブル」　
　　　　梶谷懐（神戸大学大学院経済学研究科 教授）
＜第3章＞減速する中国経済――制度的問題と政策オプション　
　　　　伍暁鷹（北京大学国家発展研究院経済学 教授）

＜第Ⅱ部＞中国を取り巻く国際環境と内外戦略（その矛盾と評価）

＜第4章＞TPPからCPTPPへ～もう一度開放によって改革を促進するチャンス　
　　　　　馬暁野（北京大学経済学博士、中国第１期駐GATT/WTOオブザーバー、中国WTO研究会理事）
＜第5章＞中国経済をどう見るか～短期、中期、長期の視点から　
　　　　許思涛（デロイトチャイナ チーフエコノミスト）
＜第6章＞中国の産業政策～進化の過程と新時代の政策傾向　
　　　　陳小洪（国務院発展研究センター企業研究所元所長）
＜第7章＞米中摩擦を鎮静化するために必要なルールのアップデートとは　
　　　　渡邉真理子（学習院大学経済学部 教授）

＜第Ⅲ部＞健全な国際秩序回復に向けて

＜第8章＞国際経済法秩序の変容と中国国有企業・補助金問題　
　　　　東條吉純（立教大学 教授）
＜第9章＞国際ルールの限界と国内措置への傾斜－強制技術移転を素材にして－　
　　　　平見健太（長崎県立大学国際社会学部 准教授）
＜第10章＞「新しい国際環境における中日経済関係の展望」　
　　　　張燕生（中国・武漢華中科技大学経済学院 非常勤教授）